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玄宮楽々園(含玄宮園,楽々園,彦根城)

2024/02/01 00:00:00
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玄宮園・楽々園
玄宮園は滋賀県彦根市にある彦根城に隣接した日本庭園。彦根城の下屋敷であった槻御殿(けやきごてん)に伴う後園として江戸時代に造られた池泉回遊式庭園です。大きな池を中心に大小様々な中島や橋、その後ろに見える彦根城が大きな見所になります。
隣にある御殿部分の楽々園も併せて紹介します。この2つの史跡は「玄宮楽々園」という総称で国の名勝に指定されています。
庭園は彦根城のすぐ隣にあります。先に庭園を見るあるいは庭園のみを観賞する場合と、城を見学した後で庭園に訪れる場合でルートが異なるので確認しておきましょう。
ここでは庭園の名所を記した「玄宮園十勝書上」にある主な見所を中心に紹介します。
玄宮園
魚躍沼(ぎょやくしょう)
玄宮楽々園(含玄宮園,楽々園,彦根城)-7
玄宮楽々園(含玄宮園,楽々園,彦根城)-8
庭園の大部分を占める大きな池。大小4つの中島と、それにかかる橋が景色に変化を持たせています。
龍臥橋(りゅうがばし)
玄宮楽々園(含玄宮園,楽々園,彦根城)-11
園内で一番大きな橋。橋の上から対岸の景色を眺めることができます。
鳳翔台(ほうしょうだい)
玄宮楽々園(含玄宮園,楽々園,彦根城)-14
築山の上にある見晴らしのよい茶屋。かつてはここから伊吹山が見えたとのことです。
抹茶を頼めば、茶屋の内部でのんびりと庭園の景色を観賞できます。
臨池閣(りんちかく)
玄宮楽々園(含玄宮園,楽々園,彦根城)-18
鳳翔台とつながった池に飛び出した茶室。重要な茶室であるとともに、池の対岸から見た時のポイントとなっています。残念ながら非公開となっています。
鶴鳴渚(かくめいなぎさ)
玄宮楽々園(含玄宮園,楽々園,彦根城)-21
神仙思想(鶴は千年、亀は万年)に由来した鶴島と考えられている中島。松や岩組が見所です。
武蔵野と、武蔵野から見た彦根城
玄宮楽々園(含玄宮園,楽々園,彦根城)-24
玄宮楽々園(含玄宮園,楽々園,彦根城)-25
広場状になった場所。この周辺から眺める池や中島、臨池閣を前景とした彦根城の景色は庭園の大きな見所です。
八景亭
玄宮楽々園(含玄宮園,楽々園,彦根城)-28
数寄屋造りの建物(臨池閣はその一部の茶室部分)。以前は料理旅館として利用されていましたが、現在は廃業し非公開になっています。建物手前に架かる橋は七間橋です。
楽々園
玄宮園から見る楽々園
玄宮楽々園(含玄宮園,楽々園,彦根城)-32
玄宮園の西側からは、隣にある楽々園を眺めることができます。ここからいったん西口券売所から玄宮園の外に出て楽々園の入口にあたる玄関棟に向かいましょう。
御書院と、楽々園庭園
玄関棟の脇から楽々園内に入るとまず見えてくるのが御書院。江戸時代後期に増築されたもので、その際に手前にある楽々園庭園も整備されました。
楽々園庭園は枯山水の庭園で玄宮園の一部を取り込んで新たに庭園としたところです。滝組が御書院の縁側から見て正面に見えるように配置されています。古地図によると枯山水ではなく池であったとのことです。
地震の間と楽々の間
玄宮楽々園(含玄宮園,楽々園,彦根城)-38
茶座敷として利用されていた地震の間。耐震構造であることからこの名があります。
地震の間の2つ奥にある建物は楽々の間。展望を得るために懸造(かけづくり)となっています。現在は松原内湖の埋め立てが進み、周辺に建築物が建ってしまいましたが、以前は展望に優れていたとのことです。この建物が増築されてからは槻御殿という名よりも楽々園と呼ばれことが多くなりました。
彦根城
彦根城の天守
玄宮楽々園(含玄宮園,楽々園,彦根城)-43
初めての訪問ならば彦根城も見学していくとよいでしょう。天守の他、櫓や石垣など城の遺構をよく残しており、天守は国宝となっています。意匠も軍事面も優れた質実剛健な平山城です。
彦根城の桜
玄宮楽々園(含玄宮園,楽々園,彦根城)-46
彦根城は桜が多く植えられており、開花期は華やかな景色を見ることができます。天守から西の丸三重櫓や、堀周辺の桜が特に美しいです。
施設の概要
場所:滋賀県彦根市金亀町9−3
交通手段
■公共交通機関:JR「彦根」駅から徒歩約20分。彦根駅からバスの便もあり。
■車:名神高速道路「彦根IC」より約10分。駐車場あり(有料)
入場料・休館日・開園時間は下記URLを参照
URL:
My impression
庭園デザイン★★:大きな池とそれに浮かぶ中島や橋、中景の数寄屋造りの建物群、そして背景となる彦根城を合わせた景色が大きな見どころです。
植物充実度★★:サクラや紅葉が見所で、それ以外の大きな植物の見所はないですが、その分いつ訪れても楽しめるでしょう。植栽は従来の日本庭園によく見られる種類が多いです。植物の管理状態は良好。
娯楽度★★★★:遠方から来ることを考えた場合、庭園部分だけではボリューム的に物足りなさがあると思いますが、彦根城等の史跡を合わせて考えれば訪れる価値は大きいと思います。彦根観光の際のひとつの施設として観賞するとよいでしょう。庭園はゆっくり散策するのに向いています。
混雑度★★★★:サクラや紅葉の季節は美しいですが、その分混雑が激しいので、のんびり庭園を楽しみたいなら初夏から秋がよいでしょう。庭園観賞目的というよりも、彦根城観光の途中で立ち寄る観光客が多いため混雑度はやや高めです。
交通の便★★★★:公共交通機関利用の場合、駅からやや遠いものの広い歩道を歩いていけるため良いです。また、彦根駅から周遊バスの便もあります。詳しくは公式ウェブサイトで確認を。車の場合、各所に駐車場があり閑散期は問題ありませんが、桜や紅葉、行楽シーズン、イベント時は駐車場が混雑するので早出早立ちを。上記の時期には公共交通機関の利用を推奨します。
総合満足度★★★:国宝の天守閣を背景にした景色は一見の価値があります。特にサクラや紅葉の季節は美しいです。一方で、それ以外となると大きな見どころは少なめで、庭園のボリュームもそれほど大きくないことが気になります。別料金という形でもよいので八景亭の内部を開放してもらえれば印象はかなり変わりそうです。一応、鳳翔台の内部からも園路とは異なる景色が見れるので抹茶を頼んでみると満足度が上がるかと思います。
備考:玄宮園や楽々園は高低差が少ないですが、彦根城は往時の雰囲気を大事にしているためバリアフリー化はあまりされておらず高低差が激しいので、そのつもりで散策しましょう。
遠方から訪れる場合のお勧めの季節:春(サクラ)、初夏(新緑)、晩秋(紅葉)
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